解決済 112A43 11.産婦人科

腹腔鏡下卵巣切除術

いつもお世話になっております。挙児希望のある女性の子宮内膜症性嚢胞の治療について、この問題については既にいくつかフォラーラムで取り上げられているのですが別の観点から質問させて頂きたく思います。
選択肢dの腹腔鏡下右卵巣切除術ですが、自分としてはこの選択肢が正当にならない理由の1つとして切除という文言が引っかかります。もしこれが右卵巣摘出術であったり、嚢胞の焼却であればクロミフェン療法と並行して行われる可能性もあるのではないかと思います。映像講義では10cmカットオフのお話がありましたが、仮にこれを知らなかった場合でもdを消せるようにあえてこのような書き方をしたのではと考えたのですが、如何でしょうか?

回答2件

  • 摘出と切除の違いについてもう少し詳しくお伺いしたいです!

    • http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_fujinka_2017.pdf
      こちらのガイドラインでは、子宮内膜症性嚢胞の手術療法として、卵巣摘出術、嚢胞摘出術、嚢胞焼却術が記載されています。卵巣切除術自体自分としてはあまり聞き慣れない文言で、今回のように出血性の病変、つまり液体成分が主体である嚢胞に対して切除というのは治療として個人的に違和感を感じます。
      ですのでお分かりの方がいらっしゃいましたら教えていただけたらと思います。

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  • 問題参照 112A43

    38歳の女性。不妊を主訴に来院した。4年前に結婚し挙児を希望しているが、妊娠はしていない。6か月前に子宮卵管造影検査を受けたが、異常はなかった。5年前から月経痛があり、1年前から月経中に市販の鎮痛薬を服用している。月経周期は38〜90日、不整。持続は5日間。過多月経はない。身長164cm、体重54kg。体温36.8℃。脈拍68/分、整。血圧110/56mmHg。腹部は平坦、軟。内診では、子宮は前傾後屈で正常大、可動性不良。Douglas窩に有痛性の硬結を触知する。右卵巣に有痛性の嚢胞を触知する。経膣超音波検査では右卵巣嚢胞の内部エコーは均一である。左卵巣に異常を認めない。右卵巣の経膣超音波像を別に示す。

    治療として適切なのはどれか。

    • a プロゲスチン療法
    • b クロミフェン療法
    • c GnRHアゴニスト療法
    • d 腹腔鏡下右卵巣切除術
    • e エストロゲン・プロゲスチン療法
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