絵が微妙なので採点除外になってしまった痙性麻痺の問題ですが、「階段を降りるのが難しい」という病歴から錐体路障害の可能性が高いと考えるアプローチもあるのではないかと思いました。
>階段を下りるときは,タイミング良く膝を折り曲げることが要求されるが,痙性が強いとそれができない.ただし,階段を上るときよりも降りる時の方が辛いと言う訴えの原因は,痙性以外にも,体幹失調のこともある.時に下肢近位筋の筋力低下の時に,降りる時の方が膝折れがおきやすいと訴える患者さんもいる.
http://square.umin.ac.jp/~massie-tmd/anamne.html#mweakness
見つけた範囲では過去問的にも、階段を降りるのが難しいという訴えがある場合、錐体路障害があると考えてよさそうです(もちろん腱反射亢進や病的反射などの記載も含めて、情報が与えられていれば総合的に評価すべきですが)104A42・114B37
2021/3/21追記:114B37は深部覚障害による影響と考えても説明が付くかも知れません cf.https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/39/1/39_KJ00007944185/_pdf/-char/ja
階段昇降が難しい、では普通の労作時呼吸困難なので①心臓②呼吸器③貧血④神経筋疾患⑤電解質(低K)などいろいろありそうですが……
https://medu4.com/quizzes/result?q=%E9%9A%8E%E6%AE%B5&st=all
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43歳の女性。歩行障害を主訴に来院した。小児期から走るのが遅く、すり足で歩いていたが、日常生活に支障はなかった。40歳ごろから階段を降りるのが難しくなってきたため来院した。患者の歩行姿勢の図を別に示す。
障害されている部位はどれか。