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41歳の初産婦。妊娠39週2日に全身けいれんのため救急車で搬入された。来院時にはけいれんは消失していた。意識レベルはJCS I-1。心拍数90/分、整。血圧190/120mmHg。呼吸数16/分。SpO2 97%(room air)。全身に浮腫を認める。尿所見:蛋白3+。硫酸マグネシウムの持続静注を開始した後に撮影された頭部MRIのFLAIR像(A〜C)を別に示す。
適切な治療はどれか。
正答率:44%
テーマ:子癇の治療薬
妊娠高血圧症候群の定義改訂に関して
妊娠高血圧症候群の定義に変更があったようです。 『あたらしい産婦人科』の5.8よりも新しくなっていたのでフォーラムでお伝えさせていただきます。 『妊娠高血圧症候群定義・臨床分類改定案』htt...
解説について
解説に 画像では右頭頂葉(A;一見後頭葉に見えるがこのスライスで後頭葉は写っていないので注意)、右後頭葉(B)、左大脳基底核(C)に高信号域を認めており とありますが、 全て左優位に思えます。
子癇発作への対応について
本問では子癇への対応として、まず硫酸マグネシウムの持続静注を開始した後にMRIを撮り、その後の適切な治療を問うていますが、子癇を疑った場合これ以上浮腫が悪化しないようにMRI撮影の前に降圧薬を投...