解決済 112F59 11.産婦人科

輸液の選択について

平素よりお世話になっております。
本問ではeが答えになっておりますが、もし他の選択肢に、
「ビタミンB1を含めた1号液の静脈内投与」
「ビタミンB1を含めた生理食塩水の静脈内投与」
がある場合でもやはり答えはeでしょうか?
維持液自体は細胞内外にも等しく補充すると解釈はしていますが、脱水症状への是正にはまず1号液を使うという解釈でいうと、臨床現場で1号液を投与してしまう先生もおられるのではないかとも思ってしまったのですが、いかがでしょうか。

まことに稚拙なレベルの質問で申し訳ないですが、ご教授いただけると幸いに思います。

よろしくお願いいたします。

回答2件

  • 妊娠悪阻では嘔吐によってカリウム、クロールの低下が遷延しやすく、臨床的にも初期輸液として維持液を用いるのが一般的です。
    もちろん、血中電解質をチェックして不足している電解質を補うように配慮していきます!

  • ひゃくとんさん
    なるほど、納得いたしました。
    ご教授いただき、まことにありがとうございます。

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  • 問題参照 112F59

    28歳の初妊婦。妊娠10週で悪心と嘔吐とを主訴に来院した。妊娠7週ごろから悪心と嘔吐とが出現し次第に悪化してきた。1週間前からは経口摂取が困難になり、2日前から自力歩行が困難となったため夫に支えられて来院した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長161cm、妊娠前体重55kgで現在は48kg。体温36.9℃。脈拍92/分、整。血圧92/56mmHg。呼吸数20/分。皮膚は乾燥している。眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:黄褐色で軽度混濁、蛋白3+、糖1+、ケトン体4 +。血液所見:赤血球396万、Hb 14.1g/dL、Ht 42%、白血球13,100。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dL、AST 30U/L、ALT 22U/L、血糖92mg/dL、Na 126mEq/L、K 3.6mEq/L、Cl 100mEq/L。CRP 0.2mg/dL。経膣超音波検査で子宮内に胎嚢を認める。胎児心拍は陽性で頭殿長〈CRL〉は33mmである。

    まず行うべきなのはどれか。

    • a 濃厚流動食品の経口投与
    • b 胃管からの経腸栄養剤の投与
    • c 生理食塩液の大量静脈内投与
    • d 20%ブドウ糖液の急速静脈内投与
    • e ビタミンB$_1$を含む維持輸液の静脈内投与
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