妊娠悪阻では吐き気嘔吐から食事が困難となり、ケトン体が上昇します。そのため、代謝性のアシドーシスが起こります。その一方で、嘔吐が起こることから代謝性アルカローシスとなる機序もあると思います。両方の可能性があるという理解で良いですか?
2019年の講義ではケトアシドーシスによる影響の方が強いため、アシドーシスになるとおっしゃっていたと思います。
@ろーじん
thanks!
@アナログ
酸塩基特講でもこのへんのさじ加減は解説しています。よろしければ受講してみてください。
ご丁寧にありがとうございます
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28歳の初妊婦。妊娠10週で悪心と嘔吐とを主訴に来院した。妊娠7週ごろから悪心と嘔吐とが出現し次第に悪化してきた。1週間前からは経口摂取が困難になり、2日前から自力歩行が困難となったため夫に支えられて来院した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長161cm、妊娠前体重55kgで現在は48kg。体温36.9℃。脈拍92/分、整。血圧92/56mmHg。呼吸数20/分。皮膚は乾燥している。眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:黄褐色で軽度混濁、蛋白3+、糖1+、ケトン体4 +。血液所見:赤血球396万、Hb 14.1g/dL、Ht 42%、白血球13,100。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dL、AST 30U/L、ALT 22U/L、血糖92mg/dL、Na 126mEq/L、K 3.6mEq/L、Cl 100mEq/L。CRP 0.2mg/dL。経膣超音波検査で子宮内に胎嚢を認める。胎児心拍は陽性で頭殿長〈CRL〉は33mmである。
まず行うべきなのはどれか。