「あたらしい内科・外科6 呼吸器 CHAPTER 8. 呼吸器腫瘍 8.7 縦隔腫瘍」にて、「奇形腫(hCGやAFP 高値・石灰化+)」とテキスト内に記載があったため奇形腫ではhcgやAFPが上昇するものだと思い込んでいたのですが、奇形腫でhCGやAFP の上昇はなく、非セミノーマ腫瘍(胚細胞腫瘍)で上昇するということでした。問題集(国試ではない)で選択肢に良性奇形腫と非セミノーマ胚細胞種があったため混乱したという背景です。従ってhcgやAFPの上昇があった時点で奇形腫は鑑別から外せると言うふうに理解しました。自分のように勘違いされる方がいらっしゃるのではと思い投稿いたしました。下らない内容で申し訳ありませんが参考になれば...。
■胚細胞腫瘍で用いられる腫瘍マーカー
・SCC:成熟奇形腫(皮様囊胞腫)の悪性転化(See 114A62、101G41)
・AFP:卵黄嚢腫瘍(See 115A33、108A30)、胎児性癌
・hCG:絨毛癌(See 107I52)、胎児性癌
・LDH:ディスジャーミノーマ(未分化胚細胞腫)
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