縦隔腫瘍で石灰化やhCGが高値から診断は簡単だと思うのですが、ツ反が陽転している理由が分かりません。
そもそも縦隔腫瘍でツ反を調べる意義も分かりません。
選択肢にも「リンパ節結核」とあり、出題者が意図的に記したと考えているのですがどなたか理由を教えていただけないでしょうか。
縦隔腫瘍の鑑別に縦隔リンパ節結核は大事みたいです。特に本症例のように、若年者に多いようです。
岩永知秋, et al. "著明な縦隔リンパ節腫大をきたした結核性縦隔リンパ節炎 3 自験例の臨床的検討." 日本胸部疾患学会雑誌 34.6 (1996): 621-626.より
微熱もあることから結核も疑い、ツベルクリン反応を調べたのでしょう。陽性なのはBCGのため?
どうせ書くなら喀痰検査結果まで書いていて欲しいですよね。
110B31で22歳男性、37度の発熱と見事なまで同じですが結核性リンパ節炎の診断なのはある意味これのインスパ問題になるのではないでしょうか?
解いていたときは完全に無視していました。今回調べてみて非常にためになりました。ありがとうございます。
通常BCGを接種していると思うので、ツ反は結核の診断には使えません。結核を疑い、検査するとしたらIGRAでしょう。
むしろサルコイドーシス等によるツ反の陰転化の有無を調べたかったのだと思います。
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