板書で、「50%なので人数が同じ」となっており、それだとx=5xとなってしまいます。
喫煙率を考えずに先生の解き方で解くと理解はできたと思います。
喫煙率が今回のように50%でなかったらこの解き方で同じ様に解けますか。
今回の問題で喫煙率と相対危険度の関係性が少し理解できなかったです。もう少し教えていただけますか。
できます。
が、講義の解説でわかりにくかったということは同じ方法でやってもおそらく混乱するだけだと思いますので、解説の仕方を変えて、喫煙率25%の場合でやってみますか。
地域全体の成人男性の人数をxとおきます。
非喫煙者の肺癌罹患リスクをαとすると、喫煙者の肺癌罹患リスクは5αですね。
喫煙者で肺癌に罹患する人数は0.25x・5α
非喫煙者で肺癌に罹患する人数は0.75x・α
0.25x・5α+0.75x・α=600ですので、2xα=600、すなわち、xα=300になります。
要求されているのは「成人男性において喫煙により増加したと考えられる肺癌の罹患数」ですので、これは
0.25x・5α−0.25x・α=1xα=300。
ゆえに300人が正解になります。
講義の方法でやるともっと簡略可できますが、直感的理解の面が強いので、もしかしたら質問者様にとって納得はしにくいかもしれません。
喫煙率25%の場合、喫煙者をx、非喫煙者を3xと置くと、喫煙者由来の肺癌は5x、非喫煙者由来の肺癌は3x。
8x=600ですから、x=75。
求める値は、5x-xですので、4x=300。
先生の丁寧な説明のおかげで理解することができました!
ありがとうございました。
この問題は方程式を使わずに解けると思います.
求めるものは, 「この地域の成人男性において喫煙により増加したと考えられる肺癌の罹患数」なので,
人口寄与危険度・人口
です.
テキストと同じく, 喫煙者からの癌の発生率をIe, 非喫煙者からの発生率をIo, 全体での発生率をItと書くこととします.
いま,
相対危険度 = Ie/Io = 5,
罹患数 = It・人口 = 600,
喫煙率(非喫煙率)
がわかっています.
人口寄与危険度は定義から人口寄与危険度割合・Itであり, 求めるべきは,
答え = 人口寄与危険度割合・It・人口 = 人口寄与危険度割合・600
で, 人口寄与危険度割合が計算できれば解答できます.
ここで
It = Ie・喫煙率 + Io・非喫煙率
が成り立つので,
人口寄与危険度割合 = 1 – (Io/It)
= 1 – Io/( Ie・喫煙率 + Io・非喫煙率)
= 1 – 1/(相対危険度・喫煙率 + 非喫煙率)
であり,
原題通りに喫煙率=非喫煙率=1/2を代入すると,
答え = [1 – 1/(2.5+0.5)]・600 = (2/3)・600 = 400
喫煙率=0.25, 非喫煙率=0.75の場合は,
答え = [1 – 1/(1.25+0.75)]・600 = (1/2)・600 = 300
です.
114F49 にて類題が出題されています。
以下の解法もご参考までに。
https://medu4.com/topics/3b8c26100c
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