いつもお世話になっております。高血圧性網膜症についてですが、穂積先生の解説を拝聴して、高血圧眼底の初見で、高血圧性変化(動脈狭小化)と動脈硬化性変化(動脈壁反射亢進・動静脈交叉現象)を一緒に説明されていたのですが、区別をすることはそこまで重要ではないのでしょうか。
また5.4の網膜静脈閉塞症で、「動脈硬化の背景から眼底の虚血、そして新生血管」とあり、105C04の選択肢Cにおいても、動脈硬化を示唆する所見ではないのか?と考えてしまいました。動脈硬化性変化を動静脈交叉現象と覚えてしまえば済む話なのですが、納得がいかないのでご質問させて頂きました。
>区別をすることはそこまで重要ではないのでしょうか。
↑区別するに越したことはないですが、プライオリティは低いって感じだと思います。
いつも各所で言っていますが、医学知識は覚えきれないほどあるので、覚えなくて済むものはスルーするのが吉、というのが僕の考え。
むろんそれを押し付けるつもりはなくて、より貪欲に覚えたい方は各自がドンドンやってもらえばよいのだと思います。
カジカジさんには以前にもこちらで似たお話を差し上げたと思うのですが、僕の書き方が悪く、意図がうまく伝わらなかったようです。申し訳ありません。
他の方のトピックですが、もう少し丁寧に同趣旨の内容をお書きしたものがありますので、もしまだ読んでいないようでしたら、以下を一読下さい。
https://medu4.com/topics/a2040803a5
>105C04の選択肢Cにおいても、動脈硬化を示唆する所見ではないのか?と考えてしまいました。
↑これは知識というよりも国試と向き合う姿勢についての話だと思いました。
糖尿病など他の病態でも網膜新生血管はみられますが、動静脈交叉現象ときたら高血圧性網膜症ですので。
以下もまだ読んでいないようでしたら、ご一読下さい。
https://medu4.com/blog/prioritize
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