105C4

動脈硬化を示唆する眼底所見はどれか。
黄斑浮腫
毛細血管瘤
網膜新生血管
動静脈交叉現象
視神経乳頭陥凹

解答: d

105C4の解説

高血圧眼底の評価にはScheie分類という分類が存在し、高血圧性の変化と動脈硬化性の変化を分けて考えている。混同しないよう注意。
a 黄斑浮腫は加齢黄斑変性や網膜静脈閉塞症でみられる。
b これは糖尿病性網膜症の初期(福田分類A1)でみられる所見である。
c 新生血管は虚血によって起こる所見。動脈硬化だけでは虚血には至らない。
d 正しい。銅線・銀線現象と並んで、動脈硬化の所見である。口径不同・狭細化は高血圧性の変化なので注意。
e 陥凹拡大が進むと篩状板の構造が押しつぶされていく。緑内障初期の所見である。

正答率:87%

テーマ:動脈硬化の眼底所見

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