解決済 110A60 02.内分泌代謝

TSH産生腫瘍で周期性四肢麻痺は起こるのか

本問題で、バセドウ病による周期性四肢麻痺だということは分かったのですが、選択肢hにてTSH産生腫瘍により甲状腺機能が亢進することでは周期性四肢麻痺は起こらないのでしょうか。問題文の情報から自分の力ではhを切ることができませんでした...

回答8件

  • 甲状腺は軽度に腫大していることから、TSH↑による甲状腺ホルモン増多より、甲状腺機能亢進症を積極的に疑うのでは無いでしょうか。

    • TSH産生腫瘍によるTSH刺激では甲状腺の腫大は見られないということでしょうか?

    • 私も気になるのでトピックを上げさせていただきます。

  • 37歳から腫瘍を3年間通院治療で、服薬治療というのは考えにくくないですか、、、?
    しかもその薬が不規則だと、甲状腺機能がまた上がってくるような抗腫瘍効果のある薬を僕は知りません、、、腫瘍なら外科的に取っちゃうと思います。

    • 問題文の流れに乗るのであればバセドウ病だと思いますが、あくまでTSH産生腫瘍の可能性は消せないのではないでしょうか。

    • 上記の理由で消せると思います。tsh産生腫瘍に対して甲状腺が腫大するかに関しては診断基準の主要症候としてびまん性腫大はあります。

  • 昔この問題で同じそういう質問をする方がいてなるほどと思ったというお話を予備校の先生からきいたことがあります。
    上記で既に回答者の方がお答えしているようにTSH産生腫瘍に対して3年の間外科的処置をせずに薬物療法をとる可能性は考えづらい、と考えれば一応外せるだろう。ただしこの出題者の先生はもしかしたらそこまでは考えていなかったかもしれない。というふうに仰っていました。
    病態生理的には筋は通っていますが、やはりわざわざ考えつくには無理やりに近いと思います。

    • 本番は上手く作問者の意図に乗るのが大事ですね!
      ありがとうございます。

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  • 問題参照 110A60

    40歳の男性。自力で動けなくなったとのことで救急車で搬入された。37歳から「ホルモンか何かの病気」のため自宅近くの医療機関で治療を受けているとのことであるが、通院も内服も不規則だったため病名も含めて詳細は分からないという。以前から時に動けなくなることがあったが、数時間で軽快するためそのままにしていた。本日は起床時に体が動かず起き上がれなくなり、その後もなかなか改善しないため家族が救急車を要請した。身長167cm、体重64kg。脈拍96/分、整。血圧122/70mmHg。呼吸数16/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺は軽度に腫大している。胸腹部に異常を認めない。四肢に弛緩性で左右対称性の麻痺があり、徒手筋力テストで2程度である。臥位の状態から自力では動けない。感覚障害を認めない。血液生化学所見:Na 140mEq/L、K 1.8mEq/L、Cl 103mEq/L。動脈血ガス分析(room air):pH 7.42、PaCO2 38Torr、PaO2 87Torr、HCO3- 24mEq/L。カリウム含有の補液治療を受け、動けるようになった。
    検索すべき検体検査と予想される異常パターンはどれか。
    • a レニン活性↑、アルドステロン↑
    • b レニン活性↓、アルドステロン↑
    • c レニン活性↓、アルドステロン↓
    • d ACTH↑、コルチゾール↑
    • e ACTH↑、コルチゾール↓
    • f ACTH↓、コルチゾール↑
    • g FT4↑、TSH↓、TRAb陽性
    • h FT4↑、TSH↑、TRAb陰性
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