2018公衆衛生のp120救急医療の項目で救急救命士が医師の包括的指示下に可能な行為としてアドレナリン経皮投与(☞自己注射製剤携帯者の代行)とあります。自己注射製剤携帯者の具体例としてアナフィラキシー既往ある人は自身で携帯しているから代わりにうってあげても大丈夫と仰っていたのですが、アナフィラキシーでアドレナリン使う時は筋肉注射です。経皮投与の具体例として筋肉注射を挙げられておられたので、経皮投与の中に筋肉注射が含まれるのかなと疑問をもちました。個人的にはBCGワクチンは経皮投与、ヒトパピローマウイルスワクチンは筋肉注射と言うように、経皮投与と筋肉注射は別物だと思っています。
https://medu4.com/topics/dc6f2904a2
↑過去トピックを参照ください。
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36歳の男性について救急車から現場対応の指示を求められた。7月の暑い日の午後1時頃、昼食後に屋外清掃作業に従事していたところ、突然呼吸困難を訴えたため同僚が救急車を要請した。現場到着後、救急救命士が診察にあたったところ、意識レベルはJCS I-2。体温37.5℃。脈拍114/分、整。血圧70/42mmHg。呼吸数36/分。SpO2 80%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。外傷は認めない。顔面は蒼白で口唇に高度の浮腫を認める。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めず、心電図上でも頻脈以外の異常を認めない。喘鳴を聴取する。顔面部、胸腹部、背部および四肢の皮膚に膨疹が多発していた。既往に食物アレルギーを指摘されたことがあり、医師から自己注射薬の処方を受けているという。
救急救命士に口頭指示すべき処置はどれか。