解決済 109D33 07.循環器

非持続性心室頻拍について

こんにちは。
この問題なのですが、非持続性心室頻拍に対する対応で、a〜cの心筋の興奮をあげる薬剤の使用は禁忌で、dの1a群のジソピラミドも調べたところ、CAST研究で心機能低下がある群がプラセボに比べ1a1c群使用により有意に生命予後が悪化したというデータがあるようで、陰性変力作用が強く出るため不正解というのも分かるのですが、もしこの場合dがβ遮断薬やアミオダロンだったりした場合には、eの植え込み型除細動器よりこちらが正解になりますか?

よろしくお願い致します。

回答2件

  • こんにちは。
    おっしゃるとおり、心サルコイドーシスの心機能低下例において、致死的不整脈を呈する可能性がある場合はβブロッカーやアミオダロンは適応となります。しかし薬物治療の効果は確実なものではないため、ICDの植込みが前提となります。(薬物治療も併用することによりICDの作動回数も減る見込みがあるので、両方の治療を行うことでより安全に治療を行うことができます)
    確実なのはICD植込みであるので、本問題の解答は変わらずeでよいと思います。

  • こちさん

    遅くなってしまい申し訳ありません。
    あくまで確実な治療法となるものはという視点で考えるということですね。

    ご回答ありがとうございました。

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  • 問題参照 109D33

    62歳の女性。動悸とめまいとを主訴に来院した。2年前に皮膚サルコイドーシスの診断を受け、薬物治療は行わず経過観察されている。3週前から労作時の息切れを自覚している。今朝から動悸と気が遠くなるようなめまいとが出現したため受診した。意識は清明。身長159cm、体重62kg。脈拍78/分、不整。血圧116/74mmHg。心雑音を認めない。下腿に浮腫を認めない。心エコー検査で左心室の一部が菲薄化し瘤状に変形し、収縮の低下を認める。Holter心電図を別に示す。
    対応として適切なのはどれか。
    • a アトロピンの投与
    • b ジギタリスの投与
    • c アドレナリンの投与
    • d ジソピラミドの投与
    • e 植込み型除細動器〈ICD〉植込み術
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