ピンポイントな項目に絞り、近年の国試で特に差がつくところを解説する講座です。『あたらしいシリーズ』を修了した後に追加で取り組むと効果的です。各々のテーマに対する自信がつくことでしょう。各特講ともコマ数がコンパクトです。サクッと受講して、ググッとと得点力をUPさせてください!
・従来から出題の多かった輸液ですが、近年では特に細かな組成まで問われます。本講座では輸液の大原則からスタートし、自身で輸液組成を考えられるレベルにまで到達できることをゴールにしています。
・講義内ではmEq計算やmol計算についても解説いたしました。(忘却しかけた)高校化学の知識でなんとか乗り切ってしまっている受験生の多いところです。しっかりと原理を確認し、苦手意識をなくしましょう。
・「何となく理解はできているつもりだけど、ちょっと突っ込まれるとすぐに訳が分からなくなるので不安」という声の多い酸塩基平衡の分野。 本講座では初めて酸塩基を学ぶ人から、上記「 」のような壁にぶち当たっている方までを広く対象とし、根本的な理解をしていただきます。
・講義内では血液ガス分析所見が提示されている臨床問題を多く提示し、実際の患者さんの臨床像と酸塩基平衡の関係をつかめるレベルまで到達することを目的とします。これにより、酸塩基平衡について問われた問題(一般問題で出題されることが多い)に正答できることはもちろんとし、一見酸塩基平衡と直接関係のなさそうな臨床問題であってもより多くのヒントが得られるようになります。昨今の医師国家試験では臨床問題が非常に重視されています。こうした些細なヒントの有無が大きな得点力の差になってくることは言うまでもありません。
・研修医になっても苦手意識の強い方が多い抗菌薬。国試でも近年は細かな抗菌薬まで聞いてきます。日頃の学習では「Aという病原体にBとCという抗菌薬を使う」のように病原体ごとに抗菌薬を覚えることが多いと思われますが、この講座では逆のアプローチをとります。すなわち実臨床の場で使われている抗菌薬ごとにその特性と、選択の原理原則を解説しました。
・この講座を受講することで、試験類で自信を持って抗菌薬選択をできることはもちろん、研修医になってからも実際の抗菌薬をうまく選択できるようになります。
・近年出題数が飛躍的に伸びている栄養に関する出題。参考書や問題集だけでは対策が厳しいですし、かといって病棟実習で各科をローテートしても完全にはカバーしきれないテーマです。本講座では栄養の評価方法や考え方からスタートし、最後には患者さんに応じた最適な栄養の投与経路や投与量を考察できることをゴールとします。
・また、外科手術と関連した栄養も数多く出題があります。周術期と栄養についても対策を行い、外科的色彩の強い問題でも得点を確保できるよう指導します。
・ここ数年のトピック的出題。現在の患者さんの状況を判断し、現在の投薬や処置が過剰なのか、十分なのか、不足なのか、見当外れなのか、といった点を自身で評価させるタイプの問題に対策します。
・具体的な例はこちらの問題(正答率は47%と多くの受験生を苦しめました)。何かを追加で行うのか、変更するのか、それとも継続でよいのか、さらには中止すべきなのか。こうした判断・評価の問題は何1つ知らない言葉は問題文に書いていないのに難しい。今後もエスカレートした出題が予想される分野であり、何を根拠に判断・評価したらよいか、を解説するなかで新作問題にも対応できる力をつけていただきます。
必修は8割の得点率を割ると即不合格になってしまう、受験生が不安を抱えやすい出題ブロックです。本講座では必修ガイドラインに沿って以下の6部構成で国試過去問を解説する中で、必修特有の考え方に肌で触れ、"必修脳" を構築していただきます。
第1部 診療情報と諸証明書
第2部 医療面接
第3部 医師のプロフェッショナリズム
第4部 診察
第5部 手技
第6部 検査
第4部〜第6部では実際の医療器具や診察風景を意識し、詳説しました。病棟実習ではたくさん見学したはずですが、なかなか試験対策としてこれら領域を網羅的に対策することは困難です。是非とも有効活用ください。
医師国家試験問題の選択肢には禁忌設定されているものがあります。どれが禁忌扱いされているかは分からないステルス式となっているため、気づかずに禁忌肢を踏む受験生が散見されます。さらには禁忌単独落ち*してしまう受験生もおり、禁忌肢に対する不安感が受験生の間で蔓延している状況です。
*一般臨床や必修で合格点を超えているにも関わらず、禁忌肢を4問以上選択しただけで不合格にされてしまう受験生のこと。
※禁忌選択肢は必修問題に限らず、一般問題・臨床実地問題にも含まれているため、必修特講とは別立ての独立した特講シリーズでお送りします。
本講座は禁忌肢について詳細に解説を行うことで、本番で禁忌を踏まないようにすることと、不毛なまでの恐怖心を受講生から取り除くことを目的としています。
・国試では例年、キチキチとした数値まで問うてくるタイプの計算問題(具体的な例はこちら)が約2問、選択肢式で問うてくるタイプの計算問題(具体的な例はこちら)が約4問出題されます。つまり、計算問題は400問中6問程度も出るのです。これは小さな科目1つ分に相当する多さであり、放って置くわけにはまいりません。
・本講座では過去問で出題された計算問題パターンをまとめ、未だ出題されていないタイプの計算問題についても取り上げ、その実際の計算方法を解説しました。
・「発熱」「めまい」「黄疸」などを症候と呼びます。これらは患者さんの主訴となることが多く、かつ身体診察でも初期に検出しやすいものです。実臨床の場では、症候からいかに病態を推測し、効率よく診察・検査・治療へと進んでいくか、が医師のスキルの魅せ所となります。
・しかしながら医師国家試験ではペーパーテストという特性上、はじめから特異度の高い情報まで問題文中に書かれてしまっていることが多く、この症候論についての学習は疎かにされがち。この結果として、研修医になってから自分自身で検査等をオーダーせねばならない局面となった際に苦しむ方が多くみられます。
・また、進級試験の一貫として症候論の試験を課す大学も多いようです。が、この試験対策として受講を推奨できる教材・講座がなかなか見当たらない現状もありました。
・以上の観点から、この講座では症候ごとに診療アプローチを解説しました(例:「めまい」の患者さんをみたら、何を鑑別に挙げ、どのような検査で絞り込んでいくか)。テキストではマインドマップの記載を活用し、美しくかつわかりやすくまとめました。症候論の学習は医師国家試験を解く際にもそのアプローチに深みを与え、詰まったときの突破口を開いてくれることでしょう。
・『特講シリーズ』の締めくくりは裏技・テクニック。もちろん邪道です。が、どうせCBTや国試本番は絶対にわからない問題が出てくるのです。わからない問題でも選択式である以上、点をとれる余地がある。しかし、多くの受験生は正攻法にこだわるあまり、わからなくても正解できるはずの問題を失点してしまう。その1点で涙を飲むことになるかもしれないわけで、これは非常にもったいないことです。
・この講座では実際の過去問でも通用する裏技やテクニックを豊富にご紹介し、受験生が1点でも多く試験で確保できるよう応援します。試験で点を伸ばしたい方は是非ご覧ください。