114F34

インスリンの作用により血中濃度が低下するのはどれか。3つ選べ

尿酸
カリウム
ケトン体
トリグリセリド
総コレステロール

解答: b,c,d

114F34の解説

a インスリンと血中尿酸値とは直接の関係がない。
b 正しい。インスリンが細胞膜受容体に作用することで、血糖と血中カリウムが細胞内へ取り込まれる。これによって、血中カリウムは低下する。
c 正しい。インスリン投与により、糖がエネルギー源として用いられやすくなる。そのため、脂肪分解が抑制され、ケトン体の生成も低下する。
d 正しい。インスリンにはリポ蛋白リパーゼ〈LPL〉の活性を亢進させる作用がある。このLPLの働きにより、トリグリセリドは遊離脂肪酸とグリセロールとに分解される。そのため、血中トリグリセリドは低下する。
e インスリン作用によりトリグリセリド〈中性脂肪〉は低下するも、同じ脂質であるコレステロールには影響が及ばない。

正答率:44%

テーマ:インスリンの作用により血中濃度が低下するもの

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