113D10

成人肝移植の適応でないのはどれか。

Wilson病
多発性肝嚢胞
原発性硬化性胆管炎
C型肝炎ウイルス性肝硬変
断酒不能なアルコール性肝硬変

解答: e

113D10の解説

成人肝移植の適応疾患は決まっている。事実過去問でも110E22102D15で肝内胆管癌に移植不可能であるという出題があった。むろんガイドライン類を紐解けば膨大な数の適応疾患が掲載されているが、これらをすべて暗記するのはキツイ。本問を解くにあたってもそうだが、理論的に不可能そうなものを除外していくというアプローチで乗り切れることが多いため、余力のある方以外は過去問中心で押さえる+消去法でアプローチするという方法を推奨したい。
a〜d 肝移植の適応疾患である。
e 誤り。一般に、禁酒後6か月以上経過していることが肝移植の要件とされる。が、冷静に考えて、術前日まで飲酒していたら手術も困難であるわけで、肝移植が難しいことは想像できる。

正答率:79%

テーマ:成人肝移植の適応

フォーラムへ投稿

関連トピック