113D9

急性大動脈解離の合併症として出現し得る徴候に含まれないのはどれか。

視野障害
Barré徴候陽性
後脛骨動脈の触知不良
心音のI音とII音の減弱
心尖部を最強点とする全収縮期雑音

解答: e

113D9の解説

a 解離により内頸動脈の血流が低下すれば黒内障を起こしうる。
b 解離が前脊髄動脈を分岐するもとの部分に至れば脊髄梗塞となり、運動障害がみられる。
c 解離が広範囲に及べば起こりうる。
d Stanford A型の中でもValsalva洞にまで解離が及び心タンポナーデをきたした場合は心音の減弱をみる。
e 誤り。Stanford A型にて大動脈弁閉鎖不全症をきたした場合には胸骨左縁第3肋間付近で拡張期灌水様雑音を聴取する。心尖部は僧帽弁領域である。

正答率:83%

テーマ:急性大動脈解離の合併症として出現し得る徴候

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