解決済 111A30 17.泌尿器科

膀胱炎での経尿道的膀胱砕石術

本問では膀胱炎のため熱はないものの、現段階で炎症が生じており、そういった場合に経尿道的膀胱砕石術を用いるものなのか疑問を持ちました。
比較対象として、108A46の「急性期の腎盂腎炎で敗血症性ショック状態」では経尿道的尿管砕石術は行わずに抗菌薬、尿管ステントで炎症が落ち着くのを待ってから、慢性期にESWLとともに経尿道的尿管砕石術を考慮に入れる形でした。
本問では「1ヵ月前から血尿が出現」していることから「慢性」膀胱炎と捉えたために、現段階でも経尿道的膀胱砕石術を行う、ということなのでしょうか。
どなたかご教授いただけますと幸いです。

回答1件

  • 貴方の言うとおり、炎症があるかもしれませんが、バイタルが正常なので、オペしていいんじゃないでしょうか。

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  • 問題参照 111A30

    78歳の男性。下腹部痛と血尿とを主訴に来院した。1か月前から血尿が出現し、昨日からは下腹部痛も伴っている。4年前から夜間頻尿と排尿までに時間がかかることに対して、自宅近くの診療所で治療を受けている。身長165cm、体重64kg。体温36.8℃。脈拍80/分、整。血圧132/84mmHg。呼吸数16/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸指診で小鶏卵大、弾性硬の前立腺を触知し、圧痛を認めない。尿所見:蛋白2+、糖(−)、潜血3+、沈渣に赤血球多数/1視野、白血球多数/1視野。腹部エックス線写真(A)と腹部CT(B)とを別に示す。尿培養を提出して抗菌薬の投与を開始した。

    次に行う治療として最も適切なのはどれか。

    • a 膀胱全摘術
    • b 結石溶解療法
    • c 膀胱瘻造設術
    • d 経尿道的膀胱砕石術
    • e 体外衝撃波結石破砕術〈ESWL〉
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