解決済 100F39 01.腎

電解質異常の治療

K,Ca,Mg全てに低下がみられ、どれから補充するかという問題ですが、解説にある「少なくとも第一に補うべきはマグネシウム」という根拠がわからず調べてみたところ、低カリウム・低カルシウムは低マグネシウムに起因することがあり、この場合の低カリウム・低カルシウムはMgを補充しなければ治療抵抗性なんだそうです。私と同じ疑問を持たれた方の理解の一助になれば幸いです。

参考:
『病気がみえる 腎・泌尿器』 低カルシウムの項目
http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-kameda-141126.pdf
J Am Soc Nephrol. 2007 Oct;18(10):2649-52

回答4件

  • 「低カリウム・低カルシウムはMgを補充しなければ治療抵抗性」
    USMLE FirstAid Step 2CK に補足でまさに記述があり、なんとなく覚えていました。
    そこでも、低カリウムだけでなく、低カルシウムの記載もありました。

    なので、この問題を解いていたとき、おっと思ったのを記憶しています。
    臨床では、結構みるのかもしれませんね。

    あと、この問題や、
    Mg2+ が不足しているときは、K+, Ca2+ も上がらないことから、
    基本、常に3点セットなのかもしれませんね。

    だとすると、次の予想問題は、臨床問題で K+, Ca2+ が落ちている症例で、
    低値が予想されるのはどれかみたいなのは来たりするかもしれませんね。

  • テコムの第4回模試で類題出てますし、臨床的にもかなり大事な話らしいですね。本問題は正答率が低くて確か削除されていますがリバイバルあるんじゃないかと個人的に思ってます。カリウムが投与しても全然正常化しなくてマグネシウムを調べて見たら低かったみたいなことはあるあるらしいですよ。

  • みなさまコメントありがとうございます。
    第100回と古い問題ですが、題材としてはいつまた出題されてもおかしくないですね。

    質問でもないので解決済にしておきます。

    P.S. 113C19も関連した問題かと思いますのであわせてご確認ください。

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  • 問題参照 100F39

    46歳の男性。1週前から続く下肢の脱力感と全身倦怠感とを主訴に来院した。生来健康で、一人暮らしをしている。最近は飲酒量が増加し、日本酒を毎日5合飲んでいる。身長170cm、体重63kg。脈拍72/分、整。血圧138/84mmHg。胸部と腹部とに異常はない。下腿に浮腫を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に異常はない。尿中Na排泄量150mEq/日、K排泄量52mEq/日(基準25~60)。血清生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン3.5g/dL、尿素窒素13mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、CK 180単位(基準10~40)、Na 135mEq/L、K 2.8mEq/L、Cl 90mEq/L、Ca 7.0mg/dL、Mg 1.5mg/dL(基準1.8~2.5)、アルドステロン8ng/dL(基準5~10)、血漿レニン活性1.5ng/mL/時間(基準1.2~2.5)。
    補充療法として最も適切なのはどれか。
    • a ナトリウム
    • b カリウム
    • c カルシウム
    • d マグネシウム
    • e 重炭酸イオン
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