国試究極マップの講義にて、頚椎症性脊髄症では下肢の下位運動ニューロンは障害を受けない、と書いてあったのですが、好発部位である頸椎の後縦靭帯骨化症では対麻痺が出ると書いてあります。
2つの疾患ともに病態としては類似している為、頸椎に後縦靭帯骨化症が生じた場合は対麻痺は出現しないのではと思ったのですが、どう間違っているのでしょうか。
上位MN、下位MN、脊髄、脊椎、馬尾、あたりの理解が大切になるところで、よく混乱してしまう方が多いところです。
「頸椎病変で下肢の下位MNは障害されない」は110I3, 110I32始め超頻出知識です。が、正直それ以上でも以下でもないので、貴殿が受験生であればもう時間がありませんから丸暗記でgoです。
※対麻痺は上位MNの障害でみられますので頸椎や胸椎病変で出現します。
本質的に理解したいのであれば『あたらしいマイナー・整形外科』の該当箇所を今一度ご覧下さい。過去に同様の質問も多く受けていますが(たとえばこれ)、文字での解説や理解はキツイと思います。
ご回答ありがとうございます。「対麻痺」は痙性麻痺であれば上位運動ニューロン障害、弛緩性麻痺であれば下位運動ニューロン障害で生じる、という理解だったので、後縦靭帯骨化症でどちらのニューロンが障害されるのかが分からず混乱してしまいました。一般的に対麻痺は上位運動ニューロン障害、と理解しておけばよいということですね。ありがとうございました。
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