110I3

筋萎縮性側索硬化症患者で第6頸髄の頸椎症性脊髄症を合併するとき、筋萎縮性側索硬化症の病態によるのはどれか。
上腕二頭筋萎縮
腕橈骨筋筋力低下
大腿四頭筋反射亢進
下腿三頭筋線維束性収縮
Babinski徴候陽性

解答: d

110I3の解説

筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉では全身の上位運動ニューロンも下位運動ニューロンも障害される。一方、第6頸髄の頸椎症性脊髄症は下肢の下位運動ニューロン障害はみられない。
a〜c・e 上記のように、いずれの病態でもみられうる。
d 正しい。下肢の下位運動ニューロン障害を示唆する所見であり、第6頸髄の頸椎症性脊髄症ではみられない。ALSによる症候と判断できる。

正答率:33%

テーマ:C6脊髄症を合併した筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉でALSの病態による症候

フォーラムへ投稿

関連トピック