解決済 101F41 03.血液

Hodgkinリンパ腫は細胞性免疫能が低下する(98H41)

101F41 の類問である 98H41 についてご質問です。
Hodgkinリンパ腫をはじめ,リンパ系の悪性腫瘍では細胞性免疫能(T細胞機能)が低下することが多い.
とのことなのですが、理由などはあるのでしょうか?
追記)RS細胞はB細胞が起源です。なので疑問に思いました。
ご存知の方がいれば教えていただけますと幸いです。

98H41
Hodgkinリンパ腫について誤っているのはどれか.2つ選べ.
a Langhans巨細胞が出現する.
b 細胞性免疫能が低下する.
c 病理組織分類は予後に影響する.
d 隣接リンパ節に連続性に進展する.
e 横隔膜の両側に病変があると病期はⅡ期である.
正解:a,e

回答2件

  • 簡単に言うとホジキンリンパ腫自体はB細胞由来であるものの腫瘍の存在によりリンパ節の機能そのものが障害されるので細胞性免疫が低下します。
    液性免疫も進行期になれば落ちるのですがそこまでに治療されるため(特にホジキンリンパ腫など予後がいいもの)細胞性免疫の低下の方が見られやすいのだと思われます。

    一応色々機序はあるらしいのですが複雑なので国試レベルでは求められないかと思います。
    (参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsth1970/5/2/5_2_99/_pdf)

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  • 問題参照 101F41

    Hodgkin病について正しいのはどれか。2つ選べ
    • a 加齢とともに発症頻度は上昇する。
    • b 頸部リンパ節が好発部位である。
    • c 持続する発熱はB症状に含まれる。
    • d 限局性のものに対しては抗癌化学療法は行わない。
    • e 限局性のものであっても予後は不良である。
  • 関連トピック

    なし