114A68について。腎障害性の薬剤を選ばせる問題ですが、選択肢cの抗血小板薬(アスピリン?)もNSAIDに分類されるので、腎障害性を持つのではないでしょうか?
抗血小板薬にはアスピリン、クロピドグレル、ジピリダモール、シロスタゾール、チクロピジンと多々ありますが、COXを阻害して腎を障害しうるNSAIDsはアスピリンだけです。ほかはPDE阻害やアデノシン受容体拮抗など。
抗血小板薬のなかにNSAIDsは含まれますが、NSAIDs=抗血小板薬ではありません。
cf.アスピリンはCOXを不可逆的に阻害するからこそ抗血小板作用を持ちます。他のNSAIDsは可逆的な阻害です。
ありがとうございます!
腎障害性を持たない(NSAIDsに分類されない)抗血小板薬が多数存在するから選択肢cは答えになり得ないのですね。。
渋い問題ですね。。
抗血小板薬としての低用量アスピリンは腎障害をきたしにくいそうです。
https://medu4.com/topics/75fe2212de
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78歳の女性。皮疹と食欲低下を主訴に来院した。高血圧症、狭心症および脂質異常症で自宅近くの医療機関に通院し、カルシウム拮抗薬、抗血小板薬およびスタチンの処方を受けていた。20日前の定期通院時の血清クレアチニンは0.7mg/dL、eGFR 61mL分/1.73m2であった。5日前から左背部から側腹部にかけて痛みを伴う皮疹が出現し市販のNSAIDを服用していたが改善せず、食事も摂れなくなったため受診した。意識は清明。身長152cm、体重41kg。体温37.2℃。脈拍88/分、整。血圧142/80mmHg。左背部から側腹部にかけて紅斑と水疱を認め強い疼痛を伴っている。血液所見:赤血球341万、Hb 11.0g/dL、Ht 33%、白血球3,700、血小板17万。血液生化学所見:尿素窒素23mg/dL、クレアチニン1.4mg/dL、eGFR 28mL/分/1.73m2、総コレステロール210mg/dL、Na 143mEq/L、K 4.6mEq/L、Cl 106mEq/L。CRP 0.7mg/dL。帯状疱疹と診断され、強い痛みと食欲不振もあることから入院の上でアシクロビルによる帯状疱疹の治療を行うこととした。
この患者で減量して投与すべきなのはどれか。2つ選べ。