CBTに向け勉強中の4年生です。
11A22の問題について質問です。
MRIで頭頂葉に異常があり、Gerstmann症候群という診断がなされていると思うのですが、eの同名性半盲は後頭葉の障害によるものなので消去できるという説明にピンと来ていません...。同名性半盲はたしかに後頭葉の障害で見られるものだと思いますが、頭頂葉が障害されている場合も同名半盲をきたすことがあると思います。なので僕の中でeを消せずにいるのですが、何か間違いなどあればご指摘していただきたいです。
たしかに頭頂葉の障害でも視野障害は起こりますが、同名性半盲ではなく(同名)四分一半盲と呼ぶようです。
もしmedu4テキストがある場合は眼科の視野異常のチャプターに図が載っています。
ない場合は下記リンクのp7に載っている図が参考になるかと思います。
http://www1.odn.ne.jp/~aag13140/chap9.pdf
頭頂葉と一つにまとめるのではなく
角回、視放線と考えるのはどうでしょうか。
角回はもろにやられてそうですが
視放線は微妙な気がします。
さらにこの問題の意図は
初学者が後頭葉と勘違いしやすい
画像所見をきちんと読めるか?
だと思われるので
後頭葉障害と勘違いした人が
間違えるように選択肢を設定したと
考えられます。
私も四年生で先日CBTを受けましたが
国試よりも「ワンベスト」の傾向が
強いです。
どれが合っててどれが間違ってるか?
ではなく、
どれが一番適切か?を考えることが
大事かもしれません。
以上参考になれば嬉しいです。
画像を見る限り、障害部位は皮質がメインで実質は比較的やられていないように見えます。
視放線は神経軸索の束なので皮質ではなく実質を通ると考えると、
「e 同名半盲」は誤りということになりますが、どうでしょうか?
ここの本の「立ち読み」ボタンを押して読めるpdfにMRIと高次機能障害の対応がまとまってました。
ハの字の側頭葉の延長線上に角回があるので、そこが障害されていたらGerstmann症候群になるようです。kyoheiheyさんの言われるように、後頭葉はもっと尾側のスライスがメインです。
http://chugaiigaku.jp/item/detail.php?id=2150
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80歳の女性。右利き。突然、会話ができなくなったため、家族に連れられて来院した。本日午前8時、朝食中に突然話している言葉が異常になり、内容を家族が理解できなくなった。問いかけには返答せず、しきりに何かを訴えていたという。手足の動きはいつもと変わりなく、歩くことも可能であったが、言葉が改善しないため受診した。意識は清明。身長150cm、体重41kg。体温36.7℃。脈拍104/分、不整。血圧164/88mmHg。何かを話しかけてくるが、造語のため理解できない。開口や上肢挙上などの簡単な指示に従わない。顔面は左右対称で舌に麻痺はなく、発語時に表情筋の左右差はない。四肢に麻痺はなく、勝手に起き上がろうとする。腱反射は正常、Babinski徴候は陰性である。感覚系と小脳系とに異常を認めない。胸部エックス線写真で心胸郭比58%。心電図で心房細動を認める。頭部MRIの拡散強調像を別に示す。
この患者で他に予想される所見はどれか。