この問題の正解肢の1つである「d 副腎皮質ステロイド」の役割がよくわかりません。
「114回国試全問解説口座」で穂澄先生は、蛋白同化ステロイドとして説明されていました。
自分が解いた時には、同化作用よりも異化作用の方が強いのではないか?と考えてしまい、選べませんでした。
調べてみたところ、蛋白同化ステロイドとしての副腎皮質ステロイドではなく、ATGによるアレルギー反応を抑えるためやシクロスポリン以前の免疫抑制剤1つとして用いられていたようでした。
しかし、現在では利点と欠点のバランスから使用は推奨されていないようでした。(平成22年度版のAA診療ガイド)
問題形式から、dよりもbの方が×にすべきなのは理解できていますし良いのですが、穂澄先生の解説に納得できなかったので、現在の実際の現場としてはどのような立ち位置で使用されているのか気になり、知っている方がいるかもと思い投稿しました。
自分の検索不足でしたら申し訳ありません。よろしくお願い申しいあげます。
おそらくご覧になっているガイドラインは古いやつだと思います。
現時点の最新は2019で、メテノロンとダナゾールが推奨されています。
https://www.jshct.com/modules/guideline/index.php?content_id=1
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25歳の男性。倦怠感と四肢の紫斑を主訴に来院した。1か月前から倦怠感、2週前から四肢の紫斑が出現し、改善しないため受診した。既往歴に特記すべきことはない。身長172cm、体重58kg。体温37.2℃。脈拍96/分、整。血圧132/82mmHg。胸骨右縁に収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。血液所見:赤血球190万、Hb 6.6g/dL、Ht 19%、網赤血球0.7%、白血球1,600(好中球11%、好酸球3%、好塩基球2%、単球9%、リンパ球75%)、血小板0.7万。血液生化学所見:総蛋白6.7g/dL、アルブミン4.7g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST 25U/L、ALT 29U/L、LD 154U/L(基準120〜245)、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、尿酸5.8mg/dL。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本に芽球の増加はなく、3血球系に異形成を認めない。染色体分析では46,XY。骨髄組織のH-E染色標本を別に示す。
適応でない薬剤はどれか。