解決済 101A37 02.内分泌代謝 01.腎

腎性骨異栄養症と偽痛風の鑑別

本患者では,腎不全→活性型ビタミンDの低下→続発性副甲状腺機能亢進症→骨削られる→Ca上昇となっています。
内分泌代謝のテキスト§8の偽痛風の解説にて,副甲状腺機能亢進症などから偽痛風をきたすとありました。
骨異栄養症は異所性石灰化
偽痛風はピロリン酸Caによる関節軟骨の障害
と認識しておりますが,本患者のような慢性的な経過の場合,偽痛風を鑑別に挙げることはありますでしょうか。

回答2件

  • この症例をみて偽痛風を鑑別に挙げる人は少ないと思います。
    病態の矢印を恣意的につないだ過程で偶然類似キーワード(副甲状腺機能亢進症)が合致しただけで、腎不全と偽痛風は原則として別の病態です。

  • 承知致しました。ありがとうございます。

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  • 問題参照 101A37

    75歳の女性。膝と踵との痛みを主訴に来院した。25年前から糸球体腎炎による末期腎不全のため血液透析を受けている。6か月前から歩行時の両膝の痛みを自覚し、最近は踵にも痛みを感じるようになった。血液所見:赤沈40mm/1時間、赤血球360万、Hb 10.8g/dL、Ht 32%。血清生化学所見:尿素窒素86mg/dL。クレアチニン9.2mg/dL、ALP 600U/L(基準260以下)、Na 140mEq/L、K 5.3mEq/L、Cl 106mEq/L、Ca 11.5mg/dL、P 6.4mg/dL、PTH 880pg/mL(基準10~60)。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.43、PaO2 82Torr、PaCO2 47Torr、HCO3- 28mEq/L。
    ほかに行う検査として適切なのはどれか。2つ選べ
    • a 腎生検
    • b 頭部CT
    • c 頸部超音波検査
    • d 副腎シンチグラフィ
    • e 手指骨エックス線撮影
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