本患者では,腎不全→活性型ビタミンDの低下→続発性副甲状腺機能亢進症→骨削られる→Ca上昇となっています。
内分泌代謝のテキスト§8の偽痛風の解説にて,副甲状腺機能亢進症などから偽痛風をきたすとありました。
骨異栄養症は異所性石灰化
偽痛風はピロリン酸Caによる関節軟骨の障害
と認識しておりますが,本患者のような慢性的な経過の場合,偽痛風を鑑別に挙げることはありますでしょうか。
この症例をみて偽痛風を鑑別に挙げる人は少ないと思います。
病態の矢印を恣意的につないだ過程で偶然類似キーワード(副甲状腺機能亢進症)が合致しただけで、腎不全と偽痛風は原則として別の病態です。
承知致しました。ありがとうございます。
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