お世話になっております。
選択肢eについて、web上の解説ではGram陰性桿菌によるものが多いとの事でしたが、具体的にはどのような菌が原因となるでしょうか。
易感染者の深部感染症ということで、A群β溶連菌による壊死性筋膜炎を想起したのですが、頻度として多くないということでしょうか。
お世話になっております。
「易感染者の〜」>おっしゃる通りかと存じます。
ただ、糖尿病性足壊疽の際は
表層病変の時は黄色ブドウ球菌や連鎖球菌
深部病変の時は嫌気性菌(グラム陰性桿菌)
とされているそうです。この問題の選択肢eはこの知識を問うたものになっていると思います。
(個人的には一応、過去問なので覚えておこうかと思います)
※参照「感染症プラチナマニュアル 2020」糖尿病性足壊疽
ですのでおそらくC.perfringensなどがメインになってくると思います。
どうぞよろしくお願い致します。
質問拝見いたしました。
medu4では, UPDATE講座でその内容に触れていますが,
高齢者や糖尿病などの背景疾患のある患者の壊死性筋膜炎では, Vibrio vulnificus, C. perfringens(ウェルシュ菌)などを知っておく必要があります。
このほかに過去問的には, Peptstreptcoccus anaerobius, 大腸菌を選ばせる問題が出題されています。
一方で, A群β溶連菌は健常人に突如発生するタイプの壊死性筋膜炎です。
上記の中だと, A群β溶連菌とVibrioがいわゆる『人喰いバクテリア』と言われています。
詳しくはUPDATE講座を参照してください。
おじいさんさん
おそらく、厳密には壊死性筋膜炎とガス壊疽は分けて考えるべきなのでしょうが(ガス壊疽は高圧酸素療法が適応になる→114F73が、実際はどっちの名前で診断されることもある?(114F72))、壊死性軟部組織感染症(壊死性筋膜炎+壊死性蜂窩織炎)の起因菌はこのスライドのp9にまとまってますね。
http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-fukuchiyama-150817.pdf
溶連菌の症例(111E60)は、20歳の基礎疾患ない人がスポーツ外傷契機に敗血症性ショックにまでなってて、いわゆる「昨日元気で今日ショック」状態ですね
https://dr-note.blogspot.com/2018/07/blog-post_89.html
これ系の臨床疑問、聖路加救急部謹製のGoogleカスタム検索使うと比較的短時間で欲しい情報源に到達できるのでおすすめです。「糖尿病 起因菌」で調べると4番目にヒットしました
https://www.evernote.com/shard/s18/client/snv?noteGuid=ac8f902d-cc7f-413e-b02b-1ebfc5610acc¬eKey=018b13b44c026e16&sn=https%3A%2F%2Fwww.evernote.com%2Fshard%2Fs18%2Fsh%2Fac8f902d-cc7f-413e-b02b-1ebfc5610acc%2F018b13b44c026e16&title=Google%25E5%258C%25BB%25E5%25AD%25A6%25E6%25A4%259C%25E7%25B4%25A2%25E8%25A1%2593%25EF%25BD%25A2%25E3%2582%25AB%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25A0%25E6%25A4%259C%25E7%25B4%25A2%25EF%25BD%25A3
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糖尿病性足壊疽で正しいのはどれか。