解決済 113F66 17.泌尿器科

「尿が出ない」患者へのアプローチについて

1.6 泌尿器科の診察・検査・治療のテキストにおいて、E:「尿が出ない!」患者へのアプローチの箇所について質問です。
腹部エコーで膀胱に尿有りで、
尿道狭窄(−)の時、導尿・尿道カテーテルが適応で、
尿道狭窄(+)の時、膀胱瘻造設とあります。
とすると、前立腺肥大症の時は尿カテ適応なしということになるのでしょうか。病見えには適応ありと書いています。
テキスト4.2前立腺肥大症には、尿閉を呈して来院した場合、速やかに導尿を行う、と記載があり混乱しています。

問題113F66は慢性前立腺炎の症例で、尿カテ適応となっており、確かに狭窄(−)ではあると思います。

回答2件

  • 前立腺肥大症〈BPH〉により尿道カテーテルが挿入できないくらい狭窄がひどければ無理でしょう。
    が、尿道カテーテルが挿入できればもちろん適応になります。
    教科書的な文字通りに杓子定規的に考えるのではなく、患者さんに応じ、臨機応変に、柔軟に考えて下さい。
     
    過去トピックも類似のものがあります。検索の上、参照して下さい。以下など。
    https://medu4.com/topics/180b191107

  • 穂積先生
    多忙な中、御返信くださりありがとうございます。
    また、過去トピックも参考になりました。勉強頑張ります。

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  • 問題参照 113F66

    69歳の男性。発熱と下腹部の緊満感とを主訴に来院した。以前から排尿困難を自覚していた。数日前から頻尿と排尿時痛が出現し、今朝から38℃台の発熱と全身倦怠感および下腹部の緊満感を自覚したため受診した。腹部に肝・脾を触知しない。下腹部に緊満を認める。直腸指診で前立腺に圧痛を認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)、ケトン体(-)、潜血1+、沈渣は赤血球5~9個/HPF、白血球50~99個/HPF。血液所見:赤血球435万、Hb 13.6g/dL、Ht 41%、白血球16,900、血小板16万。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン4.1g/dL、総ビリルビン0.6mg/dL、AST 30U/L、ALT 21U/L、血糖175mg/dL、Na 141 mEq/L、K 4.1mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 8.5mg/dL。

    この時点での治療として検討すべきなのはどれか。2つ選べ

    • a 腎瘻造設術
    • b 抗菌薬の投与
    • c 抗コリン薬の投与
    • d 尿道カテーテルの挿入
    • e LH-RHアゴニストの投与
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