解決済 106B49 09.肝胆膵

肝硬変によって頚静脈の虚脱は生じないのか

以前に同様の質問があったのですが、回答ないまま解決済みとなっていたので、この度質問させて頂きます。
あたらしいシリーズ肝胆膵の2.11で、肝硬変では胸水・腹水・浮腫により循環血漿量が低下すると記載されていました。そこで、循環血漿量が低下すると、106B49の選択肢にある頚静脈の虚脱も起こりうるのではないかと考えましたが、いかがでしょうか?ご返信よろしくお願いいたします。

回答4件

  • 112回の過去問に腹水患者への輸液の問題がありますが、輸液をするくらいですからもちろん血管内の脱水は起こりうることだと思います。ただ今回血圧や脈拍(やや高いが)にそこまでおかしな値は見られないので、この患者では頸静脈の虚脱は起こりにくいのではないかなと思います!

    • ご回答いただきありがとうございます。続けての質問で申し訳ないのですが、具体的に血圧や脈拍がいくつなら頚静脈の虚脱が起こる、などといった指標はあったりするのでしょうか?それとも、ショックバイタルでないなら頚静脈の虚脱はないと判断すればよいのでしょうか?

    • アルブミンがない事で血管と間質を水が自由に行き交う事が原因ですから、おそらく虚脱になる頃には腹水と言った間質の貯留も無くなっているのではないかと思います!

      理論的には虚脱もあるかと思いますが、頸静脈怒張は起こらないと言った理解がちょうどいい気がします!よく間違い選択肢で見かけますので笑

      またバイタルに関してはhttps://medu4.com/topics/cb1f260105この辺の値をイメージしてます。基本的になんでも使えると思います!

    • よく理解できました、詳しくお答えいただきありがとうございます!

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  • 問題参照 106B49

    次の文を読み、49~51の問いに答えよ。
    63歳の男性。発熱と腹痛とを主訴に来院した。
    現病歴:昨日から38℃台の発熱と腹部全体の痛みとがある。痛みは持続的で、下痢と嘔吐とはない。家族の話では、いつもと比べて何となくぼんやりしているという。
    既往歴:53歳時にC型肝炎を、60歳時に肝硬変を指摘された。
    生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
    家族歴:父親が脳梗塞のため84歳で死亡。
    現 症:意識レベルはJCS I-2。体温38.1℃。脈拍96/分、整。血圧106/56mmHg。呼吸数24/分。腹部は膨隆し、打診では仰臥位から左側臥位への体位変換で濁音境界が移動する。腹部全体に軽度の圧痛を認める。
    検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球295万、Hb 9.2g/dL、Ht 27%、白血球4,200、血小板4.3万。血液生化学所見:総蛋白5.8g/dL、アルブミン2.6g/dL、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、総ビリルビン1.0mg/dL、AST 94U/L、ALT 64U/L、ALP 230U/L(基準115~359)、アンモニア73μg/dL(基準18~48)。腹部超音波検査で肝臓に腫瘤を認めない。
    認められる可能性がある身体所見はどれか。3つ選べ
    • a 手掌紅斑
    • b 下腿浮腫
    • c Osler結節
    • d 頸静脈の虚脱
    • e アステレキシス
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