解決済 105E42 03.血液

伝染性単核球症でみられる異型リンパ球とflower cellの区別の仕方があるのか

いつもお世話になっております。
題名に書いた通り、flower cellとIMでみられる異型リンパ球の形態的な区別のしかたについてご存知のかたがいらっしゃれば教えていただきたいです。
今まで自分は切れ込みが多くて花っぽく見えている108a58のような画像がきたらflower cellで、切れ込みはあるけどハートマークっぽく見えたらIMかなと思っていたのですが、正直この画像だけからではどちらか判別つかないなぁと思ってしまいました。
この問題では年齢的にはIMの好発年齢からは外れているので、病理像で異型リンパ球とさえわかれば問題自体はとけるのですが...

回答2件

  •  伝染性単核症ではN/C比が低く、クロマチンは粗、細胞質の好塩基性が強いです。一方で、ATL/LではN/C比が高く、核の切れ込み(flower cell)、見られます。
     IMによる異型Tリンパ球は103I72110A55のようにATL/Lほど核がパンパンに張ってない(N/C比が高くない)ので核の大きさも基準にするとわかりやすいのかなと思います。詳しくはお持ちの病理アトラス本で確認してみてください。

    *直感的には、私はまんまるで核が大きく切れ込みがあったりして”キレイ”でflowerと思えるなあなんて思ったらATL/L、少しATL/Lより汚いしいびつな細胞質を持つ異型リンパ球だなと思ったらIMかなと思います。(もちろん悪性リンパ腫、ヘアリーセル白血病等別に特徴的なのもありますけど。)

  • 御丁寧なご返信ありがとうございます。自分の能力では全て吸収することは厳しそうなので、じんじんじ先生の直感の方を参考にさせていただきこれからの問題をといて行こうと思います。どうもありがとうございました。

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  • 問題参照 105E42

    59歳の男性。白血球増多の精査のために来院した。特に症状はなかったが、健康診断で白血球増多を指摘された。発熱や体重の変化はない。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。意識は清明。身長168cm、体重74kg。体温36.6℃。脈拍72/分、整。血圧134/78mmHg。表在リンパ節を触知しない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を1cm触知する。脾を触知しない。血液所見:赤血球468万、Hb 13.8g/dL、Ht 43%、白血球20,600、血小板28万。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本(A、B)に示す細胞が白血球の50%を占めた。
    次に行う検査はどれか。
    • a CMV抗体
    • b EBNA抗体
    • c HIV抗体
    • d HTLV-1抗体
    • e VCA-IgG抗体
  • 関連トピック

    なし