解決済 112A60 03.血液

細胞表面マーカについて

112A60の解説でCD5はB細胞系の細胞表面マーカーであると記載があります。
CD5はT細胞系の細胞表面マーカーであると思うのですがどうなのでしょうか?
教えて頂けると幸いです。

回答3件

  • おっしゃるとおりだと思います。解説が間違っていると思います。

    FirstAid (USMLE) によると、CLL: CD20+, CD5+ Bcell Neoplasm とあります。
    USMLE の解説ビデオでも、
    この T cell marker と B cell maker が混在している点が”変”で特徴的だと言っていた記憶があります。

    こういう言葉を使っていたか覚えていませんが、
    おそらく特異的だと思います。だとすると、
    これをもって CLL と診断でき、
    少なくとも(国試レベルでは)この問題もあとは読まなくても脊髄反射で解ける問題かもしれません。
    (私はそれで解きました。)

    • ご回答ありがとうございます。
      やはりそうですよね。
      CLLはB細胞性腫瘍にもかかわらずT細胞表面マーカーのCD5も陽性になるのが特徴であるという認識でした。

      Medu4さん側にもご確認をお願いしたいです。

  • https://data.medience.co.jp/guide/guide-07040005.html

    ↑CD5は、T細胞、B細胞の一部、B-CLLなどのマーカーで、正常末梢血リンパ球の約70%に、また、胸腺および末梢血中の全てのT細胞に存在する。
     
    質問者様の仰せの通り、CD5はT細胞のマーカーでもありますが、本問の文脈では「B細胞の一部、B-CLLなどのマーカー」として表記されているものと考えます。
    少なくとも、この疾患がT細胞主体の変化、というわけではありません。

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  • 問題参照 112A60

    68歳の男性。白血球数増加の精査を目的に来院した。4年前から風邪をひきやすくなった。右頸部に径1.5cmのリンパ節1個と左肘部に径2cmのリンパ節1個とを触知する。脾を左肋骨弓下に4cm触知する。血液所見:赤血球302万、Hb 9.2 g/dL、Ht 30%、白血球30,500(桿状核好中球3%、分葉核好中球3%、単球6%、リンパ球88%)、血小板19万。血液生化学所見:IgG 320mg/dL(基準960〜1,960)、IgA 34mg/dL(基準110〜410)、IgM 46mg/dL(基準65〜350)。末梢白血球表面抗原はCD5、CD20及びCD23が陽性である。血清蛋白電気泳動でM蛋白を認めない。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。

    最も考えられるのはどれか。

    • a マクログロブリン血症
    • b 慢性リンパ性白血病
    • c 急性リンパ性白血病
    • d 成人T細胞白血病
    • e 慢性骨髄性白血病
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