116F34

やせをきたすのはどれか。3つ選べ

Addison病
褐色細胞腫
甲状腺機能亢進症
原発性アルドステロン症
原発性副甲状腺機能亢進症

解答: a,b,c

116F34の解説

【選択肢考察】
a 正しい。糖質コルチコイド作用の低下により、やせをきたす。Cushing症候群(中心性肥満をみることで有名)の逆と考えると分かりやすい。
b 正しい。カテコラミン作用の亢進により代謝が上がり、やせをきたす。
c 正しい。甲状腺ホルモン作用により代謝が亢進し、やせをきたす。
d 高ナトリウム血症や低カリウム血症をみるが、体重は一般に増減しない。
e 「高カルシウム血症→食欲不振や消化性潰瘍→体重減少」ないし「高カルシウム血症→便秘→体重増加」のような議論はでき、実際この翌年、117F18では「食思不振により体重が減少する疾患」として副甲状腺機能亢進症が正解となっている。出題者のさじ加減でマルにもバツにもなるわけで、受験生としては苦しいかもしれないが、あくまで指定された個数、優先順位をつけて選択するという総合的スタンスで乗り切って欲しい。

正答率:91%

テーマ:やせをきたす内分泌疾患

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