13歳の女子。バスケットボールの試合中に気分不快と腹痛が出現したため、教師に付き添われ来院した。会場で用意された弁当を食べて約1時間後に試合に出場した。試合開始10分後に気分不快と全身の皮膚掻痒及び強い腹痛が現れた。弁当の主な副食材はイカであり、最近1年ほどは食べていなかったという。診察時には気分不快や腹痛のピークは過ぎていた。意識は清明。体温36.8℃。脈拍80/分。呼吸数18/分。SpO2 100%(room air)。血圧110/76mmHg。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、軽度の紅斑と膨疹を認める。血液所見:赤血球430万、Hb 12.5g/dL、白血球4,800(分葉核好中球42%、好酸球2%、リンパ球56%)、血小板21万。CRP 0.3mg/dL。
今後の対応として適切なのはどれか。
正答率:71%
テーマ:食物依存性運動誘発アナフィラキシーへの対応