115F67

患者にサージカルマスクを着用してもらい、医療スタッフもN95マスクを着用した上で陰圧個室において診療している。

これらの感染予防策を解除するために最も有用な検査はどれか。

喀痰Gram染色
喀痰Grocott染色
喀痰Ziehl-Neelsen染色
血中β-D-グルカン測定
血中結核菌特異的全血インターフェロンγ遊離測定

解答: c

115F67の解説

【ポイント】
「患者にサージカルマスク・医療スタッフもN95マスク・陰圧個室にて診療」は空気感染予防策である。空気感染するのは麻疹と水痘、結核であるが、このうちAIDS指標疾患に含まれるのは結核のみである(活動性結核)。すなわち、結核の検査を選べばよい。

【選択肢考察】
a 結核菌は細菌に分類されるも、Gram染色にて判別できない。
b 真菌に有用。
c 正しい。結核菌の確認が可能。
d 真菌に有用。
e 結核の検査ではあるも、過去の感染でも陽性となる。よって現時点で活動性か否か、の判別はできない。

正答率:55%

テーマ:【長文2/3】空気感染予防策を解除するために有用な検査

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