114F64

入院加療を行うことになった。左大転子部の皮膚変化の写真を示す。

同部位の病変について行うべき対応はどれか。

皮膚消毒
皮膚生検
抗菌薬投与
離床の促進
NSAID投与

解答: d

114F64の解説

左大転子部の発赤がみられており、褥瘡を疑う。
a 一般に褥瘡に対して、洗浄やデブリドマンは行うも、消毒は行わない。
b 皮膚癌を疑った場合の対応である。
c 白血球高度上昇やCRP上昇はみられておらず、細菌感染は考えにくい。
d 正しい。離床により、同じ場所に圧がかかりすぎることを防ぐのが褥瘡の進行予防に最適。
e 消炎鎮痛薬であり、一般に褥瘡に対しては用いない。また、本患者では腎障害がみられており、NSAID投与により腎機能低下に追い打ちをかけてしまう恐れがある。

正答率:95%

テーマ:【長文2/3】褥瘡への対応

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