77歳の女性。肺癌を原発とする第7頸椎の転移性骨腫瘍への放射線治療のため入院した。歩行時のふらつきを感じており、トイレでの排泄ができなくなることを心配している。意識は清明。両上肢筋力は正常、両膝伸展筋力は徒手筋力テストで4。頸部の運動時痛と右上肢異常感覚とを認める。腱反射の亢進はない。両足でのつま先立ちは困難である。側臥位となって起き上がることはできるが、ベッドからの立ち上がりには柵が必要である。伝い歩きは可能で腰痛はない。骨転移による病的骨折のリスクは患者と家族とに説明されている。全身骨シンチグラフィで下位頸推と右上腕骨近位端とに異常集積を認める。
在宅復帰に向けた生活管理で適切なのはどれか。
正答率:73%
テーマ:転移性骨腫瘍患者の在宅生活管理