111A24

76歳の男性。左眼の視力低下を主訴に来院した。視力は右0.8(1.2×+1.0D)、

左0.1(0.3×+0.5D)。眼圧は右15mmHg、左18mmHg。眼底写真(A)と光干渉断層計〈OCT〉の結果(B)とを別に示す。

治療法はどれか。

抗菌薬点眼
ステロイド薬硝子体内注射
抗VEGF薬硝子体内注射
汎網膜光凝固
硝子体手術

解答: c

111A24の解説

Aでは黄斑部の出血と網膜剥離を、Bでは脈絡膜由来と思われる新生血管と網膜剥離が指摘できる。76歳の男性という背景と合わせ、加齢黄斑変性症の診断となる。
a 細菌感染に有効。
b 糖尿病による黄斑浮腫に有効。
c 正しい。加齢黄斑変性症の治療として有効。
d 糖尿病性網膜症などに有効。
e 黄斑円孔に有効。

正答率:69%

テーマ:加齢黄斑変性症〈AMD〉の治療法

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