手掌・足底・胸鎖関節痛、といったキーワードから掌蹠膿疱症が考えられる。画像A, Bでは紅斑・膿疱・鱗屑がみられ、所見も合致する。103A56でも「胸骨部の痛み」として示されており、本疾患にみられる胸鎖関節痛は覚えておくべき。 a 扁平苔癬の典型画像は105G51を参照。皮疹の所見が異なる。 b 菌状息肉症でも紅斑と鱗屑はみられる。ただし、膿疱はみられない。表皮内にPautrier微小膿瘍が形成されるも、膿疱と膿瘍は別の概念である。 c 正しい。上記の通り。 d 皮膚結核の1つ。顔面や頸部に発生する。 e 小児に好発する。光線過敏症の一種であり、露光部に丘疹や痂皮をみる。