109A11

パーキンソン症状を示す患者の頭部単純MRIのT1強調矢状断像を別に示す。
最も考えられるのはどれか。
Parkinson病
正常圧水頭症
多系統萎縮症
進行性核上性麻痺
大脳皮質基底核変性症

解答: d

109A11の解説

hummingbird sign(中脳の萎縮)がみられ、進行性核上性麻痺〈PSP〉に特徴的。以下の画像を参照されたい。なお、本問は108D13の改題と考えられる。
a Parkinson病ではMRI検査で異常を認めない。
b 正常圧水頭症ではMRIで脳室の拡大をみる。
c 多系統萎縮症は複数疾患の総称であり、さまざまな像を呈するが、代表例であるオリーブ橋小脳萎縮症〈OPCA〉ではMRIで橋と小脳の萎縮をみる。
d 正しい。上記の通り。
e 大脳皮質基底核変性症はMRIで大脳皮質の非対称性萎縮をみる。
画像解説

正答率:82%

テーマ:頭部MRIからの進行性核上性麻痺〈PSP〉の診断

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