アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬服用後に限局性の浮腫が出現しており、血管性浮腫〈Quincke浮腫〉が考えやすい。 a △。侵襲なく咽頭浮腫をみることができる。ただ、時間がかかる点と得られる像の鮮明さ(CTは白黒なのに対し、内視鏡では実物をカメラで見ることができる)の点でcに正答をゆずる。 b・e これらはⅣ型アレルギーの検査である。 c 正しい。実際に喉頭浮腫をカメラでみることができるため有用である。ただし、粘膜を刺激することで腫脹を増悪させる可能性があるため注意が必要。 d 遺伝性血管性浮腫の診断に有用。ただし、本症例では呼吸困難が出現しているため、cに正答をゆずる。