100H3

27歳の女性。反復する流産を主訴に来院した。妊娠6週、10週および15週で自然流産の既往がある。染色体検査の結果、13番と18番との染色体に相互転座が認められた。
次の妊娠に向けて必要なのはどれか。2つ選べ
遺伝カウンセリング
母体血清マーカー測定
間接Coombs試験
子宮卵管造影
夫リンパ球輸血

解答: a,d

100H3の解説

習慣流産の既往がある27歳の女性である。染色体検査の結果、13番と18番との染色体に相互転座が認められ染色体異常の診断である。
a 正しい。習慣流産の原因として染色体異常が考えられるため、遺伝カウンセリングにより評価していく。
b・c 妊娠以降にすべき検査であり、現時点では必要ない。
d 正しい。子宮卵管造影により子宮奇形などを精査していく。
e 染色体異常による不育が疑われるため、夫リンパ球輸血の優先度は低い。

正答率:54%

テーマ:習慣流産の女性への検査・対応

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