解決済 111G22 06.呼吸器

アトピー咳嗽と気管支喘息について

日頃よりお世話になっております。
111G22の選択肢bにおいて、
b.アトピー咳嗽には気管支拡張薬が有効である。
この選択肢が×になっていることについてです。
気管支喘息はアトピー型と非アトピー型に分類されており、治療にβ2刺激薬やアミノフィリン(気管支拡張作用)の点滴静注があると認識しております。
「bの選択肢が×である。→アトピー咳嗽には気管支拡張薬が有効ではない。」
ということなのでしょうか。

回答2件

  • アトピー咳嗽に気管支拡張薬は無効です。アトピー咳嗽と、アトピー性喘息は別物です。

    アトピー咳嗽は「気管」、中枢気道の炎症によって咳受容体の感受性が亢進して慢性咳嗽をきたす病態です。気管支の病変ではありません。
    一方気管支喘息は「気管支」、末梢気道が病変の主座のため「気管支」拡張薬が効きます。

  • 回答ありがとうございます。
    アトピー咳嗽とアトピー性喘息は別物で病変の主座も異なっているんですね。
    わかりやすい解説をしていただきありがとうございました。

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  • 問題参照 111G22

    慢性咳嗽について正しいのはどれか。

    • a 慢性咳嗽とは4週間以上継続する咳である。
    • b アトピー咳嗽には気管支拡張薬が有効である。
    • c 降圧薬ではカルシウム拮抗薬が主な原因である。
    • d 咳喘息にはプロトンポンプ阻害薬が有効である。
    • e 副鼻腔気管支症候群にはマクロライド系抗菌薬が有効である。
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