解決済 109A34 07.循環器

粥状硬化病変によるアテローム血栓について

お世話になっております。
穂澄先生は、講義内で【これは粥状硬化病変であり、not 血栓である】と解説してくださっています。血栓には粥状硬化などによるアテローム血栓と、AFなどによるフィブリン血栓があり、粥状硬化病変からもじわじわ血栓はできると思うのですが、今回のnot血栓というのは、粥状硬化があるけど、完全に詰まってはいないという意味でnot 血栓と先生は使われているのでしょうか?
また先生は、【血栓】という言葉を【フィブリン血栓が塞栓した状態】を表す時に多く使われている気がするのですが(AFの背景ある患者さんが脳梗塞で、これは血栓だねのように)、粥状硬化病変からのアテローム血栓を血栓と捉えるのはあまり上手くないのでしょうか?
講義内での言葉遣いと私自身の頭の道具箱がうまく一致していない気がするので投稿しました。よろしくお願い致します。

回答2件

  • >また先生は、【血栓】という言葉を【フィブリン血栓が塞栓した状態】を表す時に多く使われている気がするのですが(AFの背景ある患者さんが脳梗塞で、これは血栓だねのように)

    ↑そのとおりです。

     
     

    >粥状硬化病変からのアテローム血栓を血栓と捉えるのはあまり上手くないのでしょうか?

    ↑うまいかうまくないか、は断言できませんが、少なくともこれまで講師業をやってきて必要と思ったことはありません。
    各所でお話していますが、医学的知識は非常に膨大であり、おそらくその全体像を100とすると、僕でも10すらマスターできていないと思います。そして、講義のコマ数や医師国家試験の過去問との兼ね合いといった様々な制限から、おそらく講義内で受講生に伝えられる知識は5にも満たないと思います。ですので、貴重なリソースをあえて必要ない知識に割かないようにしている形になります。

    が、もちろんこの事実は「これは覚えるな!」とか「覚えると損をする!」ということを意味するわけではありませんので、受講生各人が自身の興味や学内試験の出題ポイント等照らし、適宜取捨選択していただければよいのかと思っています。

    • ご回答ありがとうございました。
      講義内での血栓は、どこかに飛んで詰まるフィブリン血栓という意味で、使われていると割り切って受講しようと思います。
      今後とも宜しくお願い致します。

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  • 問題参照 109A34

    75歳の男性。歩行時の下肢痛を主訴に来院した。半年前から200m程度の歩行で右下腿が痛み出して立ち止まらなければならなくなった。改善しないため受診した。痛みは2、3分で消失し、再び歩行が可能になる。右大腿動脈の触知は左大腿動脈に比べて弱い。腹部・骨盤部CT血管造影写真を別に示す。
    治療法として適切でないのはどれか。
    • a 運動療法
    • b 血管拡張薬
    • c バイパス術
    • d 経皮血管形成術〈PTA〉
    • e バルーンカテーテルによる血栓除去
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