結核性リンパ節炎の病理所見はサルコイドーシスとどう違うのかがわかりません。
どちらも無痛性のリンパ節腫大を起こし、病理所見でも類上皮細胞や巨細胞が見られます。
特に107A53の画像はどこに乾酪壊死があるのかわからず、しばらく結核性リンパ節炎かサルコイドーシスか区別ができませんでした。選択肢に抗結核薬とステロイドがあったためとても迷いました。
110B31ほど広く乾酪壊死が写っていればわかるのですが、107A53の方はよくわかりませんでした。
国試対策においてこの2つの疾患の鑑別ができるような身体所見や病理所見などはありますでしょうか。
同意です。病理画像の読解は難しいですよね。心中、お察しします。
結核性リンパ節炎は出題がレアな反面、サルコイドーシスは頻出、かつ心臓やら眼やらの全身症状が多くみられ、ACE上昇などキーワードも豊富ですので、サルコイドーシスをまず除外するとよいかと思います!
「テーマ検索」でサルコイドーシスと結核性リンパ節炎の過去問の臨床問題を全部ピックアップし、味わってみるとよいでしょう。
107A53のように「半年前から徐々に増大する左頸部の腫瘤を主訴に来院」で来院するサルコイドーシスは違和感あり、などと体感できるはずです。
本件に限らず、今回と同じような「なんか違いがわからないなー」「イメージわかないなー」という事態に直面したら、同一テーマの過去問の臨床問題を全部(100回以降だけでOK)眺めるのがオススメです。数問眺めただけでは曖昧だったところが、全部徹底的に比較することで、出題頻度も合わせ、理解が深まると思います。
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