解決済 106C18 11.産婦人科

妊婦におけるNSAIDsの適応

いつもご講義視聴させて頂いております。お世話になっております。

この問題において、ルテイン嚢胞とは関係ないのですが、先生はNSAIDsの使用に関しては禁忌だと記載されましたが、これはどういった理由で具体的には禁忌なのでしょうか?というのも、一応、ガイドラインで調べたところ妊娠後期では確かに、動脈管収縮や胎児循環遺残、羊水過小、新生児壊死性腸炎などの胎児毒性が認められるようです。しかし、本症例は妊娠初期であり、抗精神病薬や抗癌剤などは確かに催奇形性を引き起こす可能性が報告されているとの記載はありましたが、NSAIDsに関しては記載がございません。これもやはり、妊娠周期に関わらず、NSAIDsは奇形性を起こす可能性があるため禁忌なのでしょうか?基礎的な質問で申し訳ございませんが、考えても曖昧な考えしか思い浮かばず、質問させて頂きました。
問題とは直接的には関係ございませんが、お答え頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

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  • 問題参照 106C18

    38歳の女性。無月経と吐き気とを主訴に来院した。最終月経は8週前、月経周期は28~40日である。1週前から、早朝に悪心を自覚するようになったが、嘔吐に至ったことはない。水分は摂取できている。2週前に一度、少量の褐色帯下がみられた。体温37.2℃。脈拍80/分、整。血圧114/72mmHg。腟鏡診上、腟分泌物は白色で子宮口は閉鎖している。子宮と付属器とに圧痛を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)。尿妊娠反応陽性。血液所見:赤血球400万、Hb 12.0g/dL、Ht 38%、白血球8,500、血小板21万。CRP 0.5mg/dL。経腟超音波検査で子宮内に直径20mmの胎嚢と心拍動を有する胎芽とを認め、左付属器に径3cmの嚢胞性腫瘤を認める。
    現時点の対応として適切なのはどれか。
    • a 輸液
    • b 経過観察
    • c 左付属器摘出術
    • d 子宮内容除去術
    • e 非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉の投与
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