解決済 112A46 04.免疫

伝染性紅斑と発熱について

孫と患者にパルボウイルスB19の感染が疑われるとのことですが、二人とも発熱している点が気になりました。
孫の方はまだしも、患者は38度台であり微熱と言うには高い気もします。
問題自体は家族からの何らかのウイルス感染を疑い詳しく問診していくという考え方で答えが導けるとは思うのですが、こういった所見を見たときにパルボウイルスは積極的に疑っていったほうがいいのでしょうか。
解答には関わりないところではありますが、よろしくお願いいたします。

回答2件

  • 私なりに考えたことを二点指摘させてもらいます.
    まず1つ目に,問題の情報からでは「顔面紅斑」くらいしか特異的な所見がないので本当にパルボウイルスからの伝染性紅斑であるとは限りません.そもそもそのために問題として追加聴取するものを聞いていると考えられます.
    2点目に,パルボウイルスであるからといって全例高熱が出ないとも限りません.特に小児は個人差が大きいので高熱をきたしていてもそれほど不思議ではないと考えられます.

  • ありがとうございます!

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  • 問題参照 112A46

    60歳の女性。関節痛を主訴に来院した。2週間前に38℃台の発熱が出現したが、自宅近くの医療機関で解熱薬を処方され、数日で解熱した。1週間前に手指、手関節を中心とした多発関節痛が出現し、持続するため受診した。3週間前に同居している5歳の孫に発熱と顔面紅斑が出現していたという。体温36.5℃。脈拍76/分、整。血圧128/76mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。両手関節に圧痛を認める。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球320万、Hb 9.8g/dL、Ht 31%、白血球2,900(桿状核好中球10%、分葉核好中球57%、好酸球2%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球27%)、血小板12万。血液生化学所見:AST 68U/L、ALT 72U/L、γ-GTP 98U/L(基準8〜50)。免疫血清学所見:CRP 0.5mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉陰性、抗核抗体40倍(基準20以下)、CH50 25U/mL(基準30〜40)、C3 45mg/dL(基準52〜112)、C4 12mg/dL(基準16〜51)。

    診断のために追加して聴取すべき情報として最も重要なのはどれか。

    • a 職業歴
    • b 難聴の有無
    • c 孫の臨床経過
    • d 解熱薬の種類
    • e 陰部潰瘍の有無
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