解決済 111D36 04.免疫 21.救急

重炭酸ナトリウムの投与

本問において、重炭酸ナトリウムを投与しているのはなぜでしょうか?
自分なりに重炭酸ナトリウムの適応を調べたのですが、
①薬物中毒の際の排泄促進 ②動揺病等に伴う悪心・嘔吐及びめまい
③急性蕁麻疹 ④アシドーシスの補正
の4つかと思います。

国家試験的には重炭酸ナトリウムの静注を選ぶことはあまりないと思うのですが、
今回の場合は②に関して適応ということでしょうか。
また、実際の臨床では悪心・嘔吐・めまいに対してよく使うものなのでしょうか。
参考:http://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00046480

回答2件

  • 救急科を回っていた時にめまいに対してメイロンを使っていました。大した効果もエビデンスもないが、日本ではよくおまじない的に使われているのが現状と指導医の先生が仰っていました。副作用も特にないそうです。

    • なるほど、実臨床では使うものなんですね。
      国試では選ばない方が良いとよく聞いていたので意外です。
      ありがとうございました。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 111D36

    27歳の女性。発熱と顔面の紅斑との精密検査のため4日前から入院中である。3か月前から手指の関節痛を自覚していた。1か月前から顔面の紅斑と37℃台の発熱も出現したため受診した。来院時、意識は清明。体温37.5℃。脈拍84/分、整。血圧106/72mmHg。両側頬部に浮腫状の紅斑を認めた。心音と呼吸音とに異常を認めなかった。両側の手関節と肘関節とに圧痛を認めた。尿所見:蛋白(−)、潜血(−)。血液所見:赤血球405万、Hb 11.1g/dL、Ht 34%、白血球2,500(好中球70%、好酸球1%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球24%)、血小板15万、PT-INR 1.3(基準0.9〜1.1)、APTT 38.9秒(基準対照32.2)。血液生化学所見:尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 108mEq/L。免疫血清学所見:CRP 0.3mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉陰性、抗核抗体1,280倍(基準20以下)、抗DNA抗体60IU/mL(基準7以下)、CH50 2U/mL(基準30〜40)、C3 32mg/dL(基準52〜112)、C4 3mg/dL(基準16〜51)。

    本日から頭痛、めまい及び嘔吐が出現し、7%重炭酸ナトリウムを静脈投与されたが改善しない。意識は清明。水平眼振を認める。頭部CT(A)と頭部MRIのFLAIR像(B、C)とを別に示す。脳脊髄液所見に異常を認めない。

    次に行う治療はどれか。

    • a 緊急手術
    • b 抗菌薬投与
    • c 血漿交換療法
    • d 分子標的薬投与
    • e ステロイドパルス療法
  • 関連トピック