受付中 109I50 06.呼吸器

気管支動脈と肺梗塞について

※アプリ経由でいただいた質問です。

循環器1-5で穂澄先生が、気管支動脈は肺を栄養しているのでここが虚血になると肺梗塞を起こすとおっしゃっていましたが、大学の試験の問題では気管支動脈塞栓術の合併症には肺梗塞は起こらないとあり、調べてみると肺は肺動脈と気管支動脈の二重支配なので、梗塞はどちらか単体の虚血では起こりにくいとあったのですが、medu4ではどのようにお考えですか?

回答1件

  • 気管支動脈(栄養血管)と肺動脈(機能血管)の2つを比べると、前者のほうが肺を栄養する比率が高いです。
    しかし、肺動脈も栄養には一部貢献していますし、両者は末梢で吻合していますので、例えば気管支動脈の血流が低下した際には肺動脈がサポートに回る体制が構築されています。

    個人差はありますが、気管支動脈は右2本、左2本のケースが最も多いです。
    この4本が同タイミングで一気に途絶したら、いくら肺動脈が生きていても肺梗塞になる可能性が高いです。

    が、貴殿の大学の試験の問題では「気管支動脈塞栓術の合併症」が問われているようですので、4本を同時に詰めるとは考えにくく、他により正答に近い選択肢があったらそちらを優先して選ぶべきと思われます。

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  • 問題参照 109I50

    56歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。6か月前に肺内転移を伴う肺腺癌と診断され抗癌化学療法を行った。その後、経過観察していたが、2日前から胸部不快感があり次第に胸部圧迫感を伴うようになったため受診した。身長172cm、体重63kg。体温37.3℃。脈拍116/分、整。血圧88/58mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。I音とII音とが減弱している。呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球398万、Hb 10.9g/dL、Ht 33%、白血球4,300、血小板14万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dL、アルブミン3.2g/dL、AST 58U/L、ALT 63U/L、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、Na 131mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 97mEq/L、CEA 24ng/mL(基準5以下)。CRP 2.3mg/dL。胸部エックス線写真(A)と胸部造影CT(B)とを別に示す。
    治療として適切なのはどれか。
    • a 抗凝固薬投与
    • b 心嚢ドレナージ
    • c 気管支拡張薬投与
    • d 気管支動脈塞栓術
    • e 副腎皮質ステロイド投与
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