解決済 101D43 01.腎

腹部超音波検査の意義

お世話になっております。

この問いで、超音波検査をする意義はなんでしょうか??

3ヶ月以上続くタンパク尿があるので、慢性腎不全があるのは明らかです。超音波で萎縮していることをわざわざ確かめるのはなぜでしょうか??

回答3件

  • 学生です。
    3ヶ月以上蛋白尿が続いていると証明できているのではないような気がします。
    20年前の記録が正しいものであるのかすら詳細不明、証明不可ですので、実際に超音波で萎縮を確かめることに意義があると考えました。
    臨床の先生に聞いた答えなので間違っていれば申し訳ありませんが、臨床でもこのような流れをとっているのではないでしょうか。

    • なるほど。ありがとうございます!

  • 腎臓内科医です。
    20年前に検尿異常があってもそれが持続しているかわからず、かつ急性発症の腎機能障害であれば可逆性のことがあるため超音波や単純CTによる腎形態の確認は必須です。萎縮していれば慢性経過で腎予後は厳しく、腎代替療法を検討するという話になりますが、萎縮がなければ腎生検を行い、治療可能な疾患か確かめるという流れになります。

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  • 問題参照 101D43

    次の文を読み、43、44の問いに答えよ。
    60歳の女性。健康診査で高血圧を指摘されて来院した。
    現病歴:1か月前に健康診査を受けたところ、血圧が高いと指摘され、病院受診を勧められた。
    既往歴:20年前に人間ドックで蛋白尿と血尿とを指摘されたが、二次検査では心配ないと言われた。出産は2回で、いずれも正常であった。
    家族歴:母親が高血圧、父親が高血圧と糖尿病。
    現 症:意識は清明。身長156cm、体重48kg。脈拍76/分、整。血圧170/96mmHg。血圧に左右差はない。皮膚に発疹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。下腿に浮腫を認める。
    検査所見:尿所見:蛋白3+、糖(-)、潜血2+、沈渣に赤血球10~20/1視野、白血球0~2/1視野、赤血球円柱(+)、白血球円柱(-)。血液所見:赤血球320万、Hb 9.6g/dL、Ht 28%、白血球5,600、血小板23万。血清生化学所見:空腹時血糖118mg/dL、HbA1c 6.0%(基準4.3~5.8)、総蛋白6.5g/dL、アルブミン3.9g/dL、尿素窒素62mg/dL、クレアチニン4.6mg/dL、AST 12U/L、ALT 9U/L、Na 138mEq/L、K 5.1mEq/L、Cl 105mEq/L、Ca 7.8mg/dL、P 5.2mg/dL。
    次に行う検査として適切なのはどれか。
    • a 尿培養
    • b 尿細胞診
    • c 腹部造影CT
    • d 腹部超音波検査
    • e 腎シンチグラフィ
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