110H30の症例にて丹毒という診断には所見よりつくのですが、症例文中に「兄が関節リウマチ」との記述があり、丹毒と関節リウマチに何かしらの関連があるのでしょうか。深く考えすぎなのかもしれませんが、何かメッセージがあるのかと疑問に思い投稿させていただきました。
何かしらのご意見や考えがございましたらご指導よろしくお願いいたします。
関節リウマチ(RA)は関節炎を主体とする膠原病。
丹毒はA群β溶連菌による疼痛性の浮腫性紅斑。
ですので、特に関係はないかと思われます。
そもそも本人の既往歴でもないですし、RAに遺伝的素因はないようではないですが、丹毒とは繋がりません。
Felty症候群からの白血球減少からの易感染性……?ともすれば他の感染症にもまずかかるような……
くらいしか連想が付きません。
A群β溶連菌による感染後の免疫学的機序による合併症の中に「リウマチ熱」や「リウマチ性心疾患」がありますが、これらは感染から数週間後に、既に産生されていた抗体が悪さをするものです。
同じ「リウマチ」というワードに反応したのでしょうか。
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